CAST、双日九州株式会社と代理店契約を締結

朱里小溝
11月13日
読了時間: 4分

株式会社CAST（本社、熊本県熊本市、代表取締役社長中妻啓、以下「CAST」）は、自社製品「ULTRACK®」の販売において、双日九州株式会社様（以下、双日九州様）代理店契約を締結したことをお知らせします。この契約によって、企業理念に掲げている「あらゆる場所にセンサーを」の実現を加速させ、製造業における安全性と生産性の向上を目指してまいります。

▼プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000069778.html

代理店契約の背景

CASTは2019年の創業以来、製造業の課題解決を目指した製品開発や販売を行ってまいりました。今後は、今まで以上に多くの製造現場へCASTの製品をお届けし、工場内の検査等が困難な環境でも従業員の安全性を守りながら、生産ラインを止めることなく効率的かつ円滑な生産活動に貢献していくため、代理店の契約を実施することとなりました。

双日九州様は、総合商社である双日グループの一翼を担う地域密着型総合商社です。機械・エネルギー・化学など多角的な分野で、九州エリアのみならず日本全国を網羅する強固な顧客基盤を持ち、また近年ではIoE（Internet of Everything）の領域での事業創出に注力していらっしゃいます。

これはCASTの理念にも合致しており、両社によるシナジーを期待できると考えました。よってこの度、代理店としてCASTのパートナーになっていただく運びとなりました。

弊社代表中妻よりコメント

このたび、双日九州様にULTRACK®販売代理店プログラムへご参加いただけることを、大変うれしく思います。

双日九州様は、日本を代表する総合商社グループである双日グループの一員として、九州地域の産業発展を支える中核企業です。機械・エネルギー・化学など多様な分野に広がるネットワークを通じて、地域と世界をつなぐ重要な役割を担われています。

CASTは「測れない場所を可視化する」センサー技術を通じて、製造現場の安全性と効率化を支援しています。今回の協業により、双日九州様の幅広い産業ネットワークと新たな事業創出力に、CASTのセンシング技術が加わることで、地域から世界へ広がる新しいソリューションを共に生み出してまいります。

両社の強みを掛け合わせ、CASTが掲げる「あらゆる場所にセンサーを」というビジョンの実現をさらに加速していきます。

代理店からのコメント

双日九州株式会社代表取締役社長　泉谷幸児様

この度、株式会社CAST様と代理店契約を締結し、「ULTRACK ®」の販売活動を担わせて頂くこととなり、心より感謝申し上げます。

「ULTRACK®」は、熊本大学の研究成果を活用した超音波センサー技術を基盤とし、製造現場における課題解決に大きな可能性を秘めています。特に、耐熱性やフレキシブルな設計、薄型という特徴を備えた「ULTRACK ®」は、製造ラインの停止を最小限に抑えつつ、従業員の安全確保や設備の寿命延長を実現するという、市場の求める時代のニーズに確実に応える画期的な製品です。

弊社は代理店として「ULTRACK ®」の価値を広く伝え、より多くの製造現場へお届けすることに全力を尽くしてまいります。また、CAST社様の掲げる「あらゆる場所にセンサーを」というビジョンの実現に向けて、共に歩みを進めていく所存です。

ULTRACK®について

ULTRACK®は、熊本大学の研究成果「ゾルゲル複合体圧電デバイス」技術を活用した、CAST独自の耐熱・フレキシブル・薄型の特徴を有する超音波センサー、また超音波センサーを活用した配管等の厚みを測るモニタリングシステムからなる製品シリーズです。

これまでに350℃耐熱に対応しており、高温の環境下でも“つけっぱなし”で運用できるため、工場配管やタンク等の厚みを常時モニタリングしながら、腐食等による減肉を検知できます。製造ラインを止めることなく工場内の負担軽減や事故防止、設備寿命の伸長に貢献できるうえ、生産性の向上にも寄与します。人が直接検査する際と比較すると、人件費の削減も可能です。