CAST、丸紅ケミックス株式会社と代理店契約を締結

朱里小溝
2 日前
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株式会社CAST（本社、熊本県熊本市、代表取締役社長中妻啓、以下「CAST」）は、自社製品「ULTRACK®」の販売において、丸紅ケミックス株式会社様（以下、丸紅ケミックス様）と代理店契約を締結したことをお知らせします。この契約によって、企業理念に掲げている「あらゆる場所にセンサーを」の実現を加速させ、製造業における安全性と生産性の向上を目指してまいります。

▼プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000069778.html

代理店契約の背景

CASTは2019年の創業以来、製造業の課題解決を目指した製品開発や販売を行ってまいりました。今後は、今まで以上に多くの製造現場へCASTの製品をお届けし、工場内の検査等が困難な環境でも従業員の安全性を守りながら、生産ラインを止めることなく効率的かつ円滑な生産活動に貢献していくため、代理店の契約を実施することとなりました。

丸紅ケミックス様は、丸紅グループの化学品事業の中核を担う専門商社です。同社は有機溶剤から高機能化学品まで幅広く取り扱い、近年は設備管理クラウドやサプライチェーンのDXなど、環境・保安分野のソリューションに注力されています。

丸紅ケミックス様が持つ化学・製造業界における、強固な顧客ネットワークと保安ソリューション事業に、CASTのセンサー技術がデジタル基盤として組み込まれることを期待しています。これにより、国内外の化学プラントにおける保安基準の進化を共に担い、安全と環境負荷低減を両立する新たな価値を創造してまいります。

弊社代表中妻よりコメント

このたび、丸紅ケミックス様にULTRACK®販売代理店プログラムへご参加いただけることを、大変うれしく思います。

丸紅ケミックス様は、原料から製品まで―化学産業の入口から出口までを広く支えるサプライチェーンの中核企業です。その広範なネットワークと深い業界理解を通じて、化学産業の持続的な発展に貢献してこられました。

CASTは、「測れない場所を可視化する」センサー技術を通じて、化学プラントの安全性と効率性を高めることを目指しています。今回の協業により、丸紅ケミックス様のサプライチェーン・ソリューションにULTRACK®を組み込み、現場データを起点とした新たな価値創出をともに進めてまいります。

両社の強みを掛け合わせることで、化学産業全体の保安・環境・生産の分野でより先進的で効率的な仕組みを築き、「あらゆる場所にセンサーを」というCASTのビジョンの実現を加速していきます。

代理店からのコメント

丸紅ケミックス株式会社代表取締役社長　真野亮一様

このたび、株式会社CAST様と代理店契約を締結できましたことを、大変光栄に存じます。

丸紅ケミックスは、化学品分野における長年の経験に加え、スマートファクトリー関連製品をはじめとした多様なソリューションを展開しており、幅広いネットワークと豊富な知見を有しています。

これら多角的なサービスとCAST様の優れた製品・技術を組み合わせることで、シナジー効果を最大限に発揮し、お客様に新たな価値を提供できるものと確信しております。

今後も最適なソリューションのご提案はもちろん、クロスセルによる付加価値の創出、CAST様とのパートナーシップを通じて、双方の更なる成長と発展を目指してまいります。

ULTRACK®について

ULTRACK®は、熊本大学の研究成果「ゾルゲル複合体圧電デバイス」技術を活用した、CAST独自の耐熱・フレキシブル・薄型の特徴を有する超音波センサー、また超音波センサーを活用した配管等の厚みを測るモニタリングシステムからなる製品シリーズです。

これまでに350℃耐熱に対応しており、高温の環境下でも“つけっぱなし”で運用できるため、工場配管やタンク等の厚みを常時モニタリングしながら、腐食等による減肉を検知できます。製造ラインを止めることなく工場内の負担軽減や事故防止、設備寿命の伸長に貢献できるうえ、生産性の向上にも寄与します。人が直接検査する際と比較すると、人件費の削減も可能です。